サンドイッチのランチで幸せな日

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私が小さな頃、憧れたのが、サンドイッチのお弁当だ。母にお願いしてみたところ、「面倒くさい」の一言で片付けられてしまったのを、子供心に作るのが大変な代物なのだろう、と思ったことを覚えている。だから私は、お友達の持ってくるサンドイッチが羨ましくて仕方なかった。大きくなってお弁当の日があっても、相変わらず母の手作りのサンドイッチは幻であった。

憧れのサンドイッチ弁当

娘が幼稚園に入ると、週に2回、私は手を変え品を変え、お弁当作りにいそしんだ。食べることのできるものを入れるようにと言われていたので、好きなものを入れてあげていたが、お弁当に入れたら食べてくれそうな新しい試みもあった。

サンドイッチも、そうだった。食パンの耳を切り、ラップに包んで30秒くらい、電子レンジで加熱し、ハムやチーズ、ジャムをのせてくるくると丸めて端から切って、ピックにさし、まだ小さなお口に合うように、小さな渦巻き模様のキャンディーみたいなサンドイッチを作った。

園での遠足は、親子で参加することになっていた。2度目の遠足で、私は四角いサンドイッチを作った。あのときは、確か動物園に行ったと思う。憧れのサンドイッチのお弁当を、記念すべき日に作りたいと、暑くなることを予想せずに、フルーツサンドなども一緒に持って行った。それでも娘は大いにお気に召したようで、他の具が入ったものには目もくれず、フルーツサンドだけを食べていた。

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ところで我が家では、愛犬の柴犬を飼い始めたのが、3年前ほど前になる。始めは手が付けられないほどわんぱくだったので、散歩も歩かずに走っていたくらいで、犬を飼うのが初めてだった私は扱い方が下手で逃走されたこともある。

娘がねだって、義母が外で飼うなら、という条件で柴犬を選んだのだが、世話をするのも楽ではない。それでも、見つめられると、可愛がらずにはいられない。跳ねまわったりしているのを見かねて、休日に家族で公園に連れていくようなった。

公園へは、犬も一緒に食べられるような手作りのランチを持参していく。外でも手軽に食べられるように、大抵はロールパンに具を挟んだサンドイッチだ。具はいつも、千切りにしたニンジンとツナを炒めたものや、ウインナーなど。青空の下、犬も人間も、夢中になって食べてくれる。

思い出す幸せな日

あんなに憧れた、サンドイッチのお弁当。今は自分が家族のために作っている。サンドイッチには、皆で食べる幸せを運んできてくれる、魔法がかけられているみたいだ。いつか、そんな幸せな日があったことを、皆が思い出してくれますように。


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