バーベキューが恋しい夏の思い出

スポンサーリンク

ある夏、私達家族はとある貸別荘で盆休みを過ごした。部屋には露天風呂がついていて、外にはバーベキューができる設備が設置されている、格安別荘だった。貸別荘にはキッチンもあったが、雨が降ってこない限りはせっかくの機会だし、大変でも炭火で焼いた料理を食べたいのは勿論のことだ。

家族でバーベキューは2度目だったので、少しは慣れているつもりだったが、隣の別荘の人たちに手助けしてもらってやっとの思いで火をおこしたことをしたことを思い出す。バーベキューをするのには炭を燃やすことが先決だ。火を炭に着火剤で移していくが、うちわで煽って火を広げることも難しく、時間もかかる。

%e7%84%bc%e8%82%89%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%8a%e3%83%bc

バーベキューの醍醐味

その間に、キッチンで、まずは下ごしらえ。食べやすい大きさに切った食材を、竹串に刺す。串焼きにするのだ。鶏肉、エビ、ピーマン、ナス、と順番に刺して塩コショウを少し強めに振る。豚肉、イカ、タマネギ、カボチャ、にも塩コショウ。

鶏肉を少し分けてホイル焼きをする。みりんと味噌で味付け、野菜と一緒に入れてホイルに包む。買ってきた焼肉用の肉とたれを用意する。締めの焼きそばは二人分くらい。どれも、少しずつ食べきれる量で作る。

夕方から、次第に暗くなる中で、バーベキューが始まる。串焼きを網の上に並べ、ひっくり返しながら様子を見る。焼けた側から食べている旦那の顔がほころんだ。

「うまい!」と一言。

娘も続いて長い串を少し重そうに持ち上げ、息を吹きかけながら食べる。塩コショウだけで、肉と魚介と野菜の素材そのものの旨味が生きておいしい。ホイル焼きも並べて、焼き加減を見守る。これもまた、味噌の風味もよく、ジューシーな味わいである。

出来立てのアツアツを、次から次へと口に運ぶ。作りながら食べることは慌ただしいが、それがまたバーベキューの醍醐味だ。

次には、網を外して鉄板の上で、肉を焼く。炭火焼きの焼肉は家のホットプレートとは違って香ばしく、たまらない。最後に、残った食材で焼きそばも作る。締めはやっぱり必要だ。

バーベキューが終わったら

私達はそれらを平らげて、名残惜しく片づけをした。すっかり周りが見えなくなってしまったので、適当に朝すぐに片付くように網や鉄板を水に浸し、皿などは別荘に運び込んで洗い物をした。後片付けも、普段とは違って大変だが、余韻の残る作業である。

キッチンで、私はデザートにキウイフルーツを剥く。スライスしたキウイフルーツにつまようじを刺し、ホッと一息つく。一大イベントだった、野外バーベキュー。楽しかった。皆でお疲れ様、と食べたキウイフルーツは、酸っぱくて口直しにはぴったりだった。


スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加