ほうとうの歴史を訪ねて

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山梨にある会社の保養所を家族で利用したのは、私が会社員2年目の夏でした。山梨県付近の郷土料理として知られるほうとうは、その時初めて知りました。保養所には、訪れた人が書いて残した日記帳が置いてあり、それを見て湖のほとりにあるほうとう屋に足を運んだのです。

かぼちゃ

ほうとうの歴史

ほうとうは、愛知県の名物であるきしめんのように平たく伸ばした形状の、小麦をこねた麺です。遺跡から見つかった製粉具縄文時代からあり、弥生時代には穀物を食べることが一般化したため、製粉具は減少しますが、鎌倉時代以降にまた粉食の習慣が復活したといいます。

山梨県内には、戦国時代に使われていたとされる石臼が発見されており、その頃からほうとうのはじまりとされる麺が食されていたと考えられています。おやきなどを始めとする粉食文化の中で、ほうとうは色々な野菜と一緒に汁仕立てで食べることで、経済的に小麦を利用でき、味の良さからも広まっていったようです。

ほうとうの種類

さて、初めてのほうとうの話に戻りますが、山中湖のそばにある「小作」という店で私が頼んだのはカボチャをはじめとしてジャガイモや里芋、ニンジンなどのたくさんの野菜が贅沢に入った、カボチャほうとうでした。一人分ずつの鉄鍋に入って出てきたほうとうは、ボリュームたっぷり、味噌の味と相まって、本当においしかったです。

初めてのほうとうは暑い夏で、冷ましながら一生懸命に食べた記憶がありますが、夏に食べる冷やしほうとうと呼ばれるものも。山梨付近では、カボチャと小豆で甘く煮たものを、冬至に食べることを習慣とする地域もあります。

ほうとうを家庭で作ろう

一度食べて大好きになってしまった、ほうとう。実は一度だけ家庭で作ってみたことがあるのですが、残念なことに旦那がほうとうを好まないことが判明しました。何も知らずに作ってしまって、大量に余らせてしまった悲しい思い出です。

ほうとうの麺は市販されていますし、味噌と野菜があれば、手軽に作れます。量は、約4人分です。
  • だし汁7カップを沸騰させ、200gの豚肉細切れ、一口大に切ったかぼちゃ1/4個、いちょう切りにしたニンジン1本、大根150g、里芋3個、ジャガイモ2個、細切りにした油揚げ2枚を入れ、火が通るまで煮ます。
  • 同じ鍋に味噌80gを加え、醤油と酒で味を整え、市販の麺300gを煮ます。
  • 火が通ったら、斜め切りにした長ネギ2本を加え更に煮込んで出来上がり。
麺は、下茹でをする必要がありません。そのまま鍋の中で具と一緒に煮込みますので、出来上がりはとろみがつくはずです。

最後に

懐かしくて、おいしい郷土料理のほうとう。食べたことがない方、山梨県へ行く際には、ぜひほうとうを食べる計画をしてみて下さい。












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